アーク溶接 第185話 フェライト系ステンレス鋼の溶接(6) 担当 高木柳平
2020年02月17日
=シールドガスの溶着金属化学組成への影響= 前話では,クロム系ステンレス鋼の専用溶接ワイヤ(Wire NO.1)と汎用ワイヤ(Wire NO.4)について以下に示す特性について比較しそれらの概要を説明しました。 すなわち,①ワイヤ組成 ②延性の向上 ③溶着金属の機械的性質 ④高温耐酸化性 の4項目です。 比較の前提としてシールドガスは,通常適用されるミグガスの代表的組成であるAr+5%O2に限定...