創立100周年に向け国内外グループ代表が結集「ワールド会議」を初開催

2025年05月26日

2025年5月9日、新光機器本社では「ワールド会議」と称した全グループ会社代表・責任者が集まるグループ会議が行われました。
本会議では、創立から50年経過した新光機器(株)が、次の50年(100周年)に向けて全グループ会社で共に歩んでいけるよう話し合いを行い、総勢19名の参加者が一堂に会しました。
新光機器(株)、国内グループ会社の他に、海外からはタイ・中国・インドネシア・アメリカ・ベトナムのグループ会社の代表者が出席されました。

創業者の精神を胸に、100周年に向けた未来を展望

会議の冒頭では、創業者である蕗澤会長が登壇し、会社設立の原点や独自のビジネスモデル、そして100周年に向けた熱い想いや今後の展望について講話を行いました。参加者は、創業者の言葉に真摯に耳を傾け、グループのさらなる発展への決意を新たにしました。

新体制による事業報告と成長戦略

次に、各グループ会社の事業報告が行われました。
当社は52期から大きな組織改革が行われ、リュー精器㈱と㈱アプトの2社が新たに新光機器のグループ会社となりました。
この統合により、これまで外注していた鉄物加工品などの内製化が可能となり、コスト競争力の強化と生産効率の向上が期待されます。
今後は自動車産業だけでなく、橋梁や建築・造船など多様な業界へ向けた製品開発・製造・販売を目標とし取り組んでいきます。

グローバルな視点での意見交換と課題解決への取り組み

意見交換会では、各国の情勢から各グループ会社の現状や問題点、様々な質問や意見が飛び交い闊達な議論となりました。
主にトランプ関税の話題で盛り上がり、アメリカ拠点であるSHINKO USA, INC.では、売上の70%を日本から輸出している当社製品のFCチップが占めており、関税率削減のため生産の現地化の案が上がりました。
また、輸出の際完成品を送るのではなく、半加工品を送ることによって関税率を削減していく案も出されました。
また、現在開発中製品の近況報告も行われ、溶接の自動化が加速する中、長寿命・低価格の製品を生み出し、業界課題だけでなく社会課題の解決に寄与していきます。

今後のワールド会議について

今後も定期的にワールド会議を実施し、各グループ会社同士のコミュニケーションを促すとともに意見交換及びビジネスの活性化を行っていく予定です。
初回開催のワールド会議でしたが、各責任者初めての顔合わせの場となったり、十数年ぶりの新光機器本社来社となる面々もおり、社員同士久しぶりの再会に笑顔も見られました。
様々な課題を再確認するとともに、次の50周年に向けて全グループ会社の意思の統一を行う貴重な時間となりました。

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