アーク溶接 第155話 溶接部と溶接割れ(2) 担当 高木柳平
2019年04月15日
=溶接割れとその分類= ある自動車メーカーの「アーク溶接品質基準」にはその適用範囲において次のように示されている。 要約としては、 「被溶接物は低炭素鋼に限り、炭素含有量の多い鋼(たとえばS45C)では熱影響部が著しく硬化してもろくなったり、割れが発生したりするので適用範囲外とする。 高張力鋼の場合は合金元素により硬化性が異なるので炭素当量を考慮するとして、炭素当量の式は、ここでは鋼の硬化性を表わ...